あちらこちら、草の葉っぱに飛び移る。
黄色の帯があり、背中が赤で、大きさ10ミリくらい。
葉の縁(ふち)で尾端を折り曲げる。
葉裏に産卵を繰り返していた。
葉っぱをめくってみても産卵の痕跡がみえない。
生み付けられた卵は小さくて、10分の1ミリ以下です。
まず、葉裏に産卵した卵は、蝶や蛾の幼虫に食べられます。
卵が小さいわけ、それは、
イモムシ、ケムシにガリガリと卵をかみ砕かれては意味がないのです。
イモムシの体内に入った卵は、イモムシの体内で孵化します。
問題はここからです。
寄主となったイモムシの体内には、
すでに、ほかの寄生者の幼虫がいなければならない。
ややこしい話です。
なぜなら、カギバラバチの幼虫は、その寄生している幼虫を食べて育つからです。
この方法(2重寄生)は、もとの寄主を(自分が脱出するまで)生かしておけるのです。